クラップスはサイコロを使ってプレイする、ラスベガスなどの本場のカジノでとても人気のあるゲームです。
ここではクラップスの歴史やルール、基本用語、遊び方などをできるだけわかりやすく解説していきます。
クラップスとは
クラップスは2つのサイコロを同時に振って、その出目を予想して賭けるというシンプルなダイスゲームです。プレイするのにスキルがいらないので、賭け方さえ覚えれば誰でもすぐに参加できますし、ハウスエッジが低いのでカジノゲームの中では比較的勝ちやすく、初心者にもおすすめのゲームとなっています。
クラップスの歴史
このゲームは、1125年頃にイギリスの貴族であるタイアのウィリアム卿によって創作されたとする説が有力です。十字軍の聖職者として知られる彼は、中東でサイコロゲームのアイデアを得て、「アサルト」と呼ばれる城の名前をとって「ハザード」と名付けたと言われています。
ハザードはイギリスのゲームであるにもかかわらず、17世紀のフランスで人気を博しました。ハザードは道具を必要とせず、街頭での即席の対戦など、場所を選ばず遊ぶことができました。その際、プレイヤーはヒキガエル(フランス語でcrapaud)のようにしゃがむので、そこから「クラップス」という名になりました。
やがてフランスの名士たちが、ニューオリンズを経由してアメリカにこのゲームを輸入。20世紀半ばにはラスベガスがカジノの聖地となり、このゲームが爆発的な支持を得て、今日に至るまで正統派のカジノゲームとして親しまれています。
クラップスのルール
クラップスの基本ルールは「サイコロが2つ投げられて、その出目の合計を予想して出目の合計値が予想した数字と一致していれば勝ち」という非常にシンプルものです。
賭け方がたくさんありますが、プレイヤーに有利な賭け方もあり、基本的な賭け方だけでも押さえておけば十分に楽しむことができます。
クラップスのプレイ方法
ゲームは「1投目」「2投目以降」の2ステージに渡って進行、出目の合計値は必ず2~12となります。
まずはプレイヤーが勝敗を予想してベット。そしてサイコロの1投目、出目の合計が「7」または「11」ならプレイヤーの勝ち、「2」「3」「12」のいずれかなら負けで、そこでゲーム終了。それ以外なら2投目へと続きます。
2投目以降は、1投目の時の出目が出れば勝ち、「7」が出れば負け、それ以外なら3投目に続きます。
勝ち負けが決まるまでサイコロが振られて、決まった時点でゲーム終了となります。
クラップス基本用語
クラップスではゲーム独自の用語が使われているので、プレイ前に把握しておくとゲームの流れが掴みやすくなります。
エース | サイコロの1 |
カムアウトロール | サイコロの1投目 |
クラップス | 2つのサイコロの合計が2、3、12の場合 |
クラップアウト | サイコロの目が2、3、または12で、カムアウトしたときに負けること |
クラップナンバーズ
|
2、3、12 の数字 |
シューター | サイコロを投げる人 |
シリーズ | 1投目から決着がつくまでのこと |
セブンアウト | 1投目で7が出ること |
ナチュラル | 2つのサイコロの合計が7または11の場合 |
ハードナンバー | サイコロの目が2つで1組になるような数字、つまり2つの2の面を合わせて4が出ること |
ハードウェイ | 4、6、8、10に賭けて、サイコロの目がペアになった場合に勝つ賭け |
ハイロー | 2と12に一回だけ賭けること |
ポイント | カムアウトロールで出た目のことで、以降のラウンドで勝負を決めるのに使う |
クラップスの賭け方
クラップスには40種類以上のベットの種類があります。プレイヤーに有利な賭け方もあり、基本的な賭け方だけ押さえておけば十分に楽しむことができますので、ここでは基本的なものをご紹介します。
● パスライン
第1投目の前にシューターが勝つほうに賭ける一番人気の賭け方です。
● ドントパス
第1投目の前にシューターが負ける方に賭けます。
● カム
2投目以降にシューターが勝つほうに賭けます。
● ドントカム
2個投目以降にシューターが負ける方に賭けます。
● プレイスベット
個々の数字が出ることに賭けます。
● フィールドベット
1つの数字だけでなくすべての数字に賭けます。
まとめ
クラップスは一見複雑そうに見えますが、比較的簡単にルールを理解してプレイすることができるゲームです。しかもプレイのテンポが速いので、見ているだけでも楽しいゲームとなっています。
オンラインでプレイしても、ラスベガスのカジノでプレイしても基本的なルールは変わりません。オンラインカジノでは無料で遊ぶこともできますし、リアルマネーを賭ける自信がつくまで無料ゲームで練習するのをおすすめ。是非一度試してみてください。